☆顔に泥を塗るのあらすじ
顔に泥を塗るは慣用句でよく知られる言葉です。相手に恥をかかせるなどの意味があります。
しかしこのマンガのタイトルとして用いられているのは、少し意味が違うように思いました。
この物語の主人公美紅(みく)は派遣社員として受付で働くおとなしそうな女性。そして弁護士として働く2つ年上の彼氏ハルくんと同棲をしています。美紅は仕事の上司から言われたこともあり、化粧を少し派手にする努力をしています。
そう、このマンガはお化粧をメインとしたお話なのです。
地味な自分の顔に似合う化粧を模索している美紅のもとに、1人の人物が現れます。
その人物とは。。。
派手な赤いリップもよく似合う美人な人でした。
落とし物の問い合わせで美紅の前に現れたの彼女。ですが、その落とし物の見つかった場所はなんと男性トイレ内。きれいな女性にしか見えない彼女?に戸惑う美紅ですが、彼?は「僕男です」とはっきりと言うのでした。
そんな彼と出会った日の帰り道。偶然彼にもう一度出会うのでした。彼の名前はイヴ。化粧が好きで、その日したい化粧に合わせてファッションを決めるのだと言いました。
そんな彼の姿勢にあこがれ、美紅は自分に赤いリップが似合わないという悩みを打ち明けるのでした。
美紅の悩みを聞いたイヴくんは化粧の仕方を教えてあげることになるのです。
イヴくんに化粧をしてもらい、自分にも赤いリップが似合う化粧ができるのだと自信を持った美紅。
その化粧に満足し、早く彼に見せたいと喜んで待つ美紅ですが。。。
ハルくんが帰ってきた!でも・・・
少し派手なメイクに難色を示すハルくん。てっきり喜んでくれると思っていた美紅は落ち込みます。
そしてそのまま脱衣所へ。
機嫌が悪いことを察した美紅は必死に説明をします。でもそんな美紅に対し彼は
クレンジングを美紅の頭からぶっかけた!
そのまま話さずに次の日になるのですが、次の日何もなかったように美紅に話しかけるハルくん。
こいつヤバい奴だわww
このひからハルくんの態度が美紅のためではなく、自分のためのものだと思い始め、その関係を見直すきっかけになるのでした。
☆顔に泥を塗る タイトルの意味は?
化粧をする多くの人にとっては化粧とは着飾るものという印象でしょう。しかし、この物語に出てくるハルくんは過去の経験のせいか派手な化粧を極端に嫌います。
ハルくんにとって化粧は顔を隠すもの。つまりゴテゴテと塗り固めた泥のイメージみたいです。
それはハルくんの過去を知ると化粧にいい印象を持たないことも理解出来ます。ですが、自分の主張を全て是とするハルくんには共感は出来ないですね。
☆モラハラし放題なハルくんにイライラする
2つ年上で弁護士という肩書もあるハルくんに対し、引け目を感じている美紅。そのため、何を言われてもそれが正しいと納得するしかなかったのです。ですが、ハルくんの行動は愛しているからという理由だけでは許せないものが多く出てきます。
自分の思うとおりに人を動かしているだけのような、美紅のことも犬やペットのように感じてきます。
ありがとうではなく、「さすが」美紅ならそうしてくれると思っていた。など感謝とは少し違う印象です。
クレンジングをぶっかけるのもですが、口論の途中に口紅を乱暴に拭ったり、同棲中の彼女を上着だけで放り出したり。お金もばらまくように与えて寒空に閉め出しとかひどすぎます。
早く別れろとか思いますが、そこは物語なので気長に楽しみましょう笑
☆イヴくんは毎回かわいい
登場のたびに見た目の変わるイヴくん。そんな彼にも家庭環境や過去にいろいろと事情のあるご様子。
でも彼の縛られない自由な考え方や行動は見ていてかっこいいなと思います。
そんな彼に惹かれる気持ちもわかる。
もちろん男性としての格好をしている時はイケメンですが、女性の格好の時の方が割合的には多いです。それは彼も自覚していて、どうしても化粧に合わせると女性の服装の方がしっくりくるそうです。
☆この作品の魅力
最初は内気でハルくんに対し言われるがままの美紅にもどかしい気持ちになりました。でも、イヴくんとの出会いを通して、化粧の魅力を知り自立した強い女性を目指す美紅を応援したくなります。
そんな美紅を離すまいとハルくんは必死になってきますが、言い返す美紅もカッコいい。
イヴくんはそんなカッコよくなっていく美紅に恋をします。ですが、本気だからこそちゃんと言えない。そんなじれったい感じも見ていて好き。
まだまだ女性の格好をする男性に難色を示す人が多いことも描写で書かれているので、今後物語がどうなっていくのか楽しみです。


